瓜破斎場での直葬プランの実例
この度、大阪葬儀センターが施行を担当させていただいた瓜破斎場での直葬プランの実例をご紹介いたします。ご家族は平野区にお住まいで、故人様との最後の時間を大切にされながらも、形式にとらわれないお見送りを希望されていました。
故人様との穏やかな別れ
ご家族様から大阪葬儀センターにご連絡をいただいたのは、夜遅くのことでした。平野区のご自宅で故人様がお亡くなりになられたとのことで、急ぎ駆けつけさせていただきました。ご家族様は、故人様が生前から「派手な葬儀は望まない」と仰っていたことを踏まえ、直葬という選択をされていました。
ご自宅では、故人様を大切にお布団に寝かせ、ご家族様が寄り添っていらっしゃいました。
私たちはまず、故人様を丁寧にご安置させていただき、ご家族様のお気持ちに寄り添いながら、今後の流れについて詳しくご説明させていただきました。
直葬とはいえ、故人様とのお別れの時間を十分に取れるよう、ご家族様のご希望を丁寧にヒアリングし、きめ細やかなサポートを心がけました。
瓜破斎場での厳かなお見送り
翌朝、故人様は大阪葬儀センターの寝台車にて瓜破斎場へと搬送されました。瓜破斎場は、大阪市内からもアクセスしやすく、火葬場が併設されているため、移動の負担が少ないという利点があります。ご家族様は、瓜破斎場の静かで厳かな雰囲気に、故人様との最後の時間を穏やかに過ごせることを感じていらっしゃいました。
火葬炉前では、ご家族様のみが参列され、故人様との最期のお別れをされました。読経などの宗教儀礼は行わず、それぞれが故人様への感謝の気持ちを胸に、静かに手を合わせる時間となりました。大阪葬儀センターのスタッフは、ご家族様が心置きなく故人様と向き合えるよう、細やかな気配りを怠りませんでした。ご家族様からは、「本当にこれで良かったんだね」という安堵の声が聞かれ、故人様との別れを受け入れる一助となれたことを実感いたしました。
遺骨のご返骨、そして新たな旅立ちへ
火葬後、ご家族様は控室で、故人様の思い出話に花を咲かせていらっしゃいました。火葬が終わるまでの間も、故人様を偲ぶ大切な時間となるよう、温かい飲み物をご用意し、ご家族様がリラックスしてお過ごしいただける空間を提供いたしました。
火葬終了後、収骨室にてご家族様が心を込めて故人様の遺骨を拾い上げられました。白木の骨箱に納められた遺骨は、ご家族様の手によって大切に抱えられ、平野区のご自宅へと持ち帰られました。
この直葬プランは、故人様のご遺志を尊重し、ご家族様のお気持ちに寄り添う形で執り行われました。形式にとらわれず、故人様との最後の時間を大切にしたいというご家族様の思いが、瓜破斎場という場所で静かに、そして厳かに実現された実例となりました。大阪葬儀センターは、これからもご遺族様の心に寄り添い、それぞれの「ありがとう」の形を大切にしたお見送りをサポートしてまいります。